kame no hiruneのブログ

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RICOH GRⅢが捉えた雨の日の写真|街の風景や花の作例を紹介!

雨に濡れた若い緑色の紫陽花の写真とタイトル

せっかくのお休みに雨が降るとがっかりしてしまいますよね。遠方への観光も近場での買い物も、傘を持ってのお出かけは煩わしさが伴います。

ですが、雨は私たちが生きていく上で欠かせない恵みです。地球のあらゆる生物の生態系をつかさどるのが雨です。そればかりか、雨が醸し出す風景は独特な情緒があり多くの芸術作品のモチーフにもなっています。

今回はそんな雨の日にRICOH GRⅢを持って撮影に出かけたらどんな写真が撮れるのか?作例を含めてご紹介していきます。良かったら最後までお付き合いくださいね!

目次

GRⅢは雨に強い!?

ガラスに映るカラフルな雨粒の写真

デジタルカメラはレンズの付いた精密機械です。精密機械は湿気や水分と相性が良くないことが知られています。まずは雨の日にGR3を持って出かける前に、頭に入れておくべきことを確認していきましょう。

防塵防滴について

GR3は構造特性上の理由から防塵防滴仕様にはなっていないコンパクトデジタルカメラです。つまり他の多くのカメラと同様に雨風や砂埃など過酷な状況での撮影には充分留意が必要です。

特にレンズ周りからの雨や砂埃の侵入を防ぐための対策をして雨の日の撮影に臨みましょう!

雨の日の撮影の準備と対策

対策の一つとして、RICOH純正アクセサリーとして販売されているレンズアダプターGA-1にレンズ保護フィルターを装着して撮影を行うという方法があります。アダプターとフィルターによってレンズ周りがすっぽりと覆われるので、防塵防滴には有効な方法と言えます。

また撮影用途によっては保護フィルターの代わりにブラックミストフィルターを装着して、フィルター効果を楽しむこともできます。できれば防水仕様で出し入れがしやすいバッグやポーチにGR3を入れて、雨の侵入を防ぐ工夫を施しましょう。

GRⅢならではの優位性

あくまでも対策を行なった上で言えることですが、GR3には雨の日の撮影に対しての優位性があります。それは他の一眼レフやコンデジなどの本格的なカメラと比べて大幅にコンパクトで軽量であることです。

コンパクトで軽量であることで、傘をさしながら片手で雨の日の撮影を行うことが可能となります。撮影の合間には素早くポケットやアウターの下にしまうことで雨から守ることもできます。

雨の日の薄暗い環境にも強い

そしてコンパクトさと軽量さを持ちながら暗い場所においても圧倒的な描写力を発揮できる性能を持っています。APS-C大型イメージセンサーは有効画素数(2424万画素)。高性能画像処理エンジン(GR ENGINE6)は最高ISO感度102400を誇ります。

雨の日はどうしても薄暗い環境下での撮影となりますが、GR3の描写力によってその薄暗さを雨独特の情緒ある表現へと昇華することができます。

GRⅢで撮影した雨の日の作例!

小雨降る渋谷スクランブル交差点のモノクロ写真

小雨降る渋谷スクランブル交差点

ここからはいよいよGR3で雨に纏わる撮影を行った作例を紹介していきます。モノクロとカラーの作例を用意しましたので参考にしてくださいね。

作例①雨の日の赤い薔薇

雨の日の咲き始めの赤い薔薇の写真

雨の日の咲き始めの赤い薔薇

念願だったGR3を購入して間もないとある4月の雨の日。その日は用事を済ませるため朝から外出していました。GR3で雨を写したらどんな写真になるのだろう?そんな気持ちが湧いてきてバッグの中にGR3を忍ばせました。

道の途中で、雨に打たれている咲いたばかりの赤い薔薇が目に留まりました。バッグの中から素早くGR3を取り出し、傘をさしたままマクロモードで撮影したのがこの写真です。

肉眼では感じ切れなかった雨粒一つ一つが花びらの上に映し出されていて驚きました。

作例②うっすらと雨に濡れた道路を走るバス

うっすらと濡れた路面にバスのヘッドライトが反射しているモノクロ写真

雨とバス

雨が小降りとなって少し乾いてきた道路に走り出すバスをモノクロで撮影した写真です。この時はバスのヘッドライトの光を少し柔らかく表現したかったので、GR3にGA-1アダプターとブラックミストフィルターを装着して撮影を行いました。

道路の表面がまだ濡れているのでヘッドライトの光の反射がじんわりと撮影できました。

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作例③雨の日のアガパンサス

雨の日のアガパンサスのマクロ写真

雨のアガパンサス

雨の降る公園に咲くアガパンサスをGR3のマクロモードで撮影した写真です。アガパンサスは花がたくさん寄り集まって咲くので全体像は結構大きいです。引きで全体を撮影すると雨の水滴は感じられなくなってしまうので、思い切って寄りました。

マクロモードの撮影によって、薄い花びらの繊細さや微妙な色の表情などが浮かび上がりました。GR3のAPS-CイメージセンサーとGR ENGINE6画像処理エンジンの力によって、雨の情緒が引き出された写真となりました。

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作例④雨に濡れた紫陽花

雨に濡れた紫陽花と緑の葉の写真

雨に濡れた紫陽花

作例の最後は雨に濡れた紫陽花の葉をメインにGR3のマクロモードで撮影した写真です。雨の日の薄暗さの中でも、紫陽花の色のグラデーションや細部の造形がしっかりと映し出されています。

緑の葉に雨粒が付いているだけで、晴れの日に撮影した紫陽花とは全く違った印象を与えます。雨の日の紫陽花はこちらの記事で他の作例も紹介しておりますので、良かったらご覧ください。

kamenohirune.hatenablog.com

まとめ

今回はRICOH GRⅢで雨の日に撮影を行う上での注意点と対策を押さえた上で、雨の日に纏わる作例を4点紹介させていただきました。

作例

  1. 雨の日の赤い薔薇
  2. うっすらと雨に濡れた道路を走るバス
  3. 雨の日のアガパンサス
  4. 雨に濡れた紫陽花

水気や湿気に弱いカメラにとって雨の日の撮影はリスクが伴います。ですが雨の日でしか撮れない写真があります。大切なカメラを雨から守る対策をした上で、雨の日ならではの情緒ある撮影を楽しみたいですよね。少しでも参考になったなら嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました!